日本歴史地名大系 「出来島」の解説 出来島できじま 徳島県:徳島市徳島城下出来島[現在地名]徳島市出来島本町(できじまほんちよう)一―四丁目・北出来島町(きたできじまちよう)一―二丁目・東出来島町(ひがしできじまちよう)・南出来島町(みなみできじまちよう)一―二丁目・藍場町(あいばちよう)二丁目瓢箪(ひようたん)堀の西に位置する武家地。北は助任(すけとう)川、南は寺島(てらしま)川に囲まれた地域で周囲を土手で囲まれていた(寛永八―一三年忠英様御代御山下画図)。「阿波志」によれば縦一八〇歩・横二六〇歩とされる。江戸初期には家祖蜂須賀正勝の娘で黒田長政に嫁ぎ離縁されたイト(宝珠院)の屋敷が置かれていた(阿波志)。享保一七年(一七三二)の御家中屋敷坪数間数改御帳では三六軒の屋敷がみえ、家老山田貢(五千石余)の五千八七九坪をはじめ広大な屋敷が目立つ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by