間府(読み)マブ

デジタル大辞泉 「間府」の意味・読み・例文・類語

ま‐ぶ【間府/間分/間歩】

鉱山で、鉱石を取るために掘った穴。坑道

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精選版 日本国語大辞典 「間府」の意味・読み・例文・類語

ま‐ぶ【間府・間分・間歩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉱山の穴。鉱石を採るために掘った横穴鉱坑(こうこう)。坑道。
    1. [初出の実例]「間分よりむさと荷を出し候へば、かくし物御座候間」(出典:梅津政景日記‐慶長一七年(1612)三月一五日)
    2. 「人の情や穴に有らん、〈略〉かな山のまぶと申かほれ心」(出典:俳諧・新増犬筑波集(1643)油糟)
  3. 採鉱のために鉱山の穴にはいること。山入り。入坑。
    1. [初出の実例]「久久まぶがとぎれたに、少山入致さうか」(出典:浄瑠璃・栬狩剣本地(1714)三)

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