油糟(読み)アブラカス

デジタル大辞泉 「油糟」の意味・読み・例文・類語

あぶらかす【油糟】[書名]

江戸前期の俳諧論書「新増犬筑波集」の上巻松永貞徳著。寛永20年(1643)刊。山崎宗鑑の「犬筑波集」の前句付句をし、自派付合つけあい方法作風を示したもの。→淀川よどがわ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「油糟」の意味・わかりやすい解説

油糟
あぶらかす

江戸時代前期の俳諧論書。松永貞徳著。寛永 20 (1643) 年刊。『新増犬筑波集』の上巻で,下巻の『淀川』とあわせて1巻。山崎宗鑑の『犬筑波集所収付合 (つけあい) の前句に,新しく付句を試みて手本を示したもの。

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