間鞭(読み)あいのむち

精選版 日本国語大辞典 「間鞭」の意味・読み・例文・類語

あい‐の‐むち あひ‥【間鞭】

〘名〙
馬上で弓を射る前に馬にむちをあてること。また、敵が斬りかかる間隙乗馬にむちうつ意にもいう。
太平記(14C後)二三「一騎合に懸らば、あひの鞭を打て推もぢりて射て落せ」
② 馬の両耳の間にうつむち。
※小笠原流手綱之秘書(1450)「おもひてはね入馬には、あひのむちをうつへし。あひのむちとは、さうのみみのあひのことなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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