閻浮の身(読み)エブノミ

デジタル大辞泉 「閻浮の身」の意味・読み・例文・類語

えぶ‐の‐み【×閻浮の身】

えんぶ(閻浮)の身」に同じ。
「―なればなほやまず思ひは深し」〈古今雑体

えんぶ‐の‐み【×閻浮の身】

人間世界に生まれた身。凡夫ぼんぷ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閻浮の身」の意味・読み・例文・類語

えぶ【閻浮】 の 身(み)

  1. えんぶ(閻浮)の身
    1. [初出の実例]「降る雪の、けなばけぬべく、思へども、えぶの身なれば、猶やまず、思ひは深し〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇〇一)

えんぶ【閻浮】 の 身(み)

  1. 俗世の人。人間世界にいる身。凡夫。えぶの身。
    1. [初出の実例]「閻浮(ヱンブ)の身(ミ)きせん高下ことなる事なく」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)

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