閻浮(読み)エンブ

デジタル大辞泉 「閻浮」の意味・読み・例文・類語

えんぶ【×閻浮】

閻浮提えんぶだい」の略。
閻浮樹えんぶじゅ」の略。

え‐ぶ【×閻浮】

えんぶ(閻浮)」の撥音の無表記。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閻浮」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぶ【閻浮】

〘名〙 (「えぶ」とも) 仏語
※本朝文粋(1060頃)一四・朱雀院周忌御願文〈大江朝綱〉「今国母宝宮。為上皇之徳。留閻浮而設斎」

えぶ【閻浮】

〘名〙 「えんぶ(閻浮)」の撥音「ん」の無表記形。
※車屋本謡曲・大原御幸(1570頃か)「中々に猶妄執のえぶのよを、忘れもやらで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「閻浮」の読み・字形・画数・意味

【閻浮】えんぶ

俗世

字通「閻」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android