普及版 字通 「闍」の読み・字形・画数・意味
闍
17画
[字訓] うてな
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(者)(しや)。に・遮の意がある。〔説文〕十二上に「闍(いんと)なり」とあり、門の上に設ける物見台をいう。そこより望見して、出入するものを検するので、「(ふさ)ぐ」の意がある。阿闍梨(あじやり)のような仏教語の音訳に用いる。
[訓義]
1. うてな、城門上のうてな、ものみ。
2. 国都の城外、外郭に形成された町。
3. と通じ、ふさぐ。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕闍 ウテナ・トビラ・イヘ・カナヌ・イチヌテナ
[語系]
闍・・(都)taは同声。は都の周辺にめぐらした土垣。のち城壁の大きさを百・二百のようにいう。闍はその出入のところ。闍にまたzjiaの声があるのはtjya、書sjiaの声を存するもので、書とは中に埋めた呪符をいう。
[熟語]
闍維▶・闍梨▶・闍楼▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報