闍維(読み)じゃゆい

精選版 日本国語大辞典 「闍維」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ゆい【闍維・遮遺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゃゆい」とも ) 死体を焼くこと。火葬にすること。荼毘(だび)。じゃい。
    1. [初出の実例]「三笠山の松の風。遮遺(シャユイ)の煙に音咽(むせび)、春日野草の露。魔滅の灰に色替れり」(出典源平盛衰記(14C前)二四)

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普及版 字通 「闍維」の読み・字形・画数・意味

【闍維】じやい

だび。

字通「闍」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の闍維の言及

【下村観山】より

…94年卒業と同時に同校助教授に任ぜられるが,98年岡倉天心が美術学校を辞して日本美術院を創立するに際し,橋本雅邦,横山大観らとともに母校を退き,美術院正員となる。以来,日本美術院が日本絵画協会と連合して開催した共進会に,洋風の陰影法と色彩感覚をとりいれた《闍維(じやい)》,大和絵研究に基づく《修羅道絵巻》,色彩によって空間を処理してゆく没線描法ともいうべき,いわゆる朦朧(もうろう)体の《大原の露》など,近代日本画の方向を暗示する作品を発表した。1903年ふたたび東京美術学校教授となり,文部省留学生として渡欧する。…

※「闍維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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