闍梨(読み)じゃり

精選版 日本国語大辞典 「闍梨」の意味・読み・例文・類語

じゃり【闍梨】

〘名〙 (「あじゃり(阿闍梨)」の略) 仏語弟子を教導し、その軌範となる師。小乗の律では出家受戒などの別を立てる。また、伝法灌頂をうけた僧。平安時代法会を已講(いこう)内供(ないぐ)とともにとり行なった僧。一般には高徳の僧をいう。
経国集(827)一四・和海和尚秋日観神泉苑之作〈滋野貞主〉「闍梨下南山幽勅許令上苑秋」 〔翻訳名義集‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「闍梨」の読み・字形・画数・意味

【闍梨】じやり

阿闍梨

字通「闍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android