防戦(読み)ボウセン

デジタル大辞泉 「防戦」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐せん〔バウ‐〕【防戦】

[名](スル)相手攻撃を防いで戦うこと。「全軍一丸となって防戦する」

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精選版 日本国語大辞典 「防戦」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐せんバウ‥【防戦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「ほうせん」とも ) 防ぎ戦うこと。敵の攻撃を防ぐための戦い
    1. [初出の実例]「和邇部の用光といふ楽人有けり〈略〉弓矢の行衛しらねば、防戦に力なくて」(出典:十訓抄(1252)一〇)

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世界大百科事典(旧版)内の防戦の言及

【故戦・防戦】より

…中世に私的な争いで,戦いをしかけることとそれを防いで戦うことを,〈故戦防戦〉と称した。1346年(正平1∥貞和2)12月13日の室町幕府の裁判例,〈諸国狼藉条々〉の中の〈故戦防戦事〉という項に,〈たとえ,確論の宿意があっても,上訴(幕府裁判所に提訴すること)を経て裁断を仰ぐべきのところ,雅意に任せて闘殺に及ぶ者は其の科遁れがたし。…

※「防戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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