精選版 日本国語大辞典 「阿古陀香炉」の意味・読み・例文・類語 あこだ‐こうろ‥カウロ【阿古陀香炉】 阿古陀香炉〘 名詞 〙 ( アコダウリに似た外形からいう ) 中世香炉の一つ。木製、磁器製などあるが、木製漆塗りに蒔絵をほどこし、上に金網をかけたものが普通である。近世は金網が小形となって形式化した。火取り香炉。あこだ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の阿古陀香炉の言及 【香炉】より …平安文学に頻出する火取母(ひとりも)は火屋(ほや)をかぶせ内に金属の火入れを収めてある。研出(とぎだし)蒔絵や沃懸地(いかけじ)の華麗な阿古陀(あこだ)香炉は鎌倉以降に多く,このほか多角形の香炉や獅子や象をかたどった獅子香炉,香象など多くの種類がみられる。また千鳥香炉など南宋からの輸入が増大し,これらは砧(きぬた)青磁が多い。… ※「阿古陀香炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by