デジタル大辞泉
「金網」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
かな‐あみ【金網】
- 〘 名詞 〙
- ① 針金で編んだ網。針金などで、網の目のように編んだもの。
- [初出の実例]「父母を離て出家したは、鳳の金網を離れ、鶴の籠を出た如くぞ」(出典:寛永刊本江湖集鈔(1633)三)
- 「随分おもしろいよと話しながら、鉄網(カナアミ)の上へ餠をのせて」(出典:わかれ道(1896)〈樋口一葉〉上)
- ② =かなあんどん(金行灯)
- [初出の実例]「『おや、怖い怖いと思った所へ、風も吹かぬにどうして消えたか、あの鉄網(カナアミ)へ附けに行けばよいけれど』」(出典:歌舞伎・有松染相撲浴衣(有馬猫騒動)(1880)五幕)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
金網
かなあみ
金属やその合金の線で編んだ網状の製品の総称。一般に菱形(ひしがた)金網、溶接金網、エキスパンドメタル、亀甲(きっこう)金網など、その形や製法によりそれぞれの名称がある。材料は線材として1.8~5ミリメートル程度のものがあり、これを菱形や亀甲形に編んだり、鋼線を溶接して金網とする。エキスパンドメタルは鋼板に切れ目を入れて引き伸ばしたもので、そのほかにステンレス鋼製、黄銅製などがある。また、これらの網に塩化ビニルを被覆させ、防錆(ぼうせい)効果と美観とを備えたものもあり、これらは住宅用の垣根や、道路の柵(さく)などに用いられている。これらの日本産業規格(JIS(ジス))としては、「ひし形金網」(JIS G 3552)、「溶接金網及び鉄筋格子」(JIS G 3551)、「エキスパンドメタル」(JIS G 3351)、「きっ甲金網」(JIS G 3554)などがある。
[坂田種男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
金網【かなあみ】
鉄線,銅線,黄銅線などを網状に組成したもの。網目の形,作り方により亀甲(きっこう)・ひし形・クリンプ・溶接・織金網などがある。防虫用,建築用などのほか,製紙・製粉・化学工業などでは,ステンレス鋼,洋銀,ニッケル製など特殊な金網を使用。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 