阿弥陀地村(読み)あみだちむら

日本歴史地名大系 「阿弥陀地村」の解説

阿弥陀地村
あみだちむら

[現在地名]上山市阿弥陀地

阿弥陀寺とも書き、妙御清水みようごしみず阿弥陀如来が天下りした伝説がある。宝形造の阿弥陀堂には古い仏像があり、弥陀大杉の跡に大杉碑が建ち、元応三年(一三二一)の地蔵板碑がある。天正一六年(一五八八)四月四日伊達軍は中山なかやま口から当地を夜襲し、首六つを取っている(伊達天正日記)正保郷帳には記載がなく、明暦元年(一六五五)検地帳(西郷村誌稿)では田一九町余・畑一町九反余。元禄一一年(一六九八)の村明細帳(三浦文庫)では高三七一石余、うち新田一一石余、反別は田一九町三反余・畑一三町六反余で、銭四貫八〇〇文・薪一一九駄が課された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android