デジタル大辞泉
「阿波座烏」の意味・読み・例文・類語
あわざ‐がらす〔あはザ‐〕【×阿▽波座×烏】
大坂新町遊郭をひやかして歩く客。カラスの鳴き声「かおかお」を「買お買お」とひやかし歩く客にとりなしたもの。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あわざ‐がらすあはザ‥【阿波座烏】
- 〘 名詞 〙
- ① 大坂新町遊郭の素見(ひやかし)客。烏の「かおかお」という鳴き声を「買お買お」とひやかし歩く素見客にとりなしたもの。
- [初出の実例]「阿波座烏の声諸共に、渡る雁金文七こそは」(出典:長唄・粂太郎石橋(1754))
- 「阿波座烏は銭も持たずと新町へうせて買々となくとの俗謡より発る」(出典:随筆・皇都午睡(1850)初)
- ② 大坂難波にあった阿波座という人形芝居の常連客で、顔をきかせて無料で出入りできた人々のあだ名(燕居雑話(1837))。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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