日本歴史地名大系 「阿漕町」の解説 阿漕町あこぎまち 三重県:津市津城下阿漕町[現在地名]津市阿漕(あこぎ)町津興(つおき)伊勢参宮街道に沿って閻魔(えんま)堂(真教寺)から南へ、垂水(たるみ)村境近くまでの街村集落。地籍上は津興村地内であるが、「宗国史」は津城下の中に含める。享保七年(一七二二)の名主七郎左衛門書付(津市史)に「貞享二丑より阿漕町建初申候」とあり、「草蔭冊子」は「津興耕地に古道の字あり、又貞享二丑年弁財町の続きへ家建出来之を阿漕町と名づく」と同様のことを記している。元禄六年(一六九三)調の津町間数調(津市史)では、下弁財(しもべざい)町折廻りより、八幡(やわた)町との境の釘抜門までの間、阿漕町一一五間とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報