阿礼引(読み)あれひき

精選版 日本国語大辞典 「阿礼引」の意味・読み・例文・類語

あれ‐ひき【阿礼引】

  1. 〘 名詞 〙 賀茂祭の日、参詣の人々が、阿礼の鈴を鳴らすために、榊(さかき)につけた木綿(ゆう)を曳くこと。この鈴が鳴れば、願い事が成就するという。
    1. [初出の実例]「あれひきにひきつれてこそちはやぶる賀茂の川浪たちわたりけれ」(出典:貫之集(945頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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