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阿閦寺 あしゅくじ

世界大百科事典内の阿閦寺の言及

【阿閦】より

…日本における《阿閦仏国経》の最古の記録は,736年(天平8)の正倉院文書(《写経請本帳》)である。また,石上宅嗣(いそのかみやかつぐ)が建てた芸亭(うんてい)は,自宅を改造した阿閦寺の境内にあった。この寺名は,阿閦仏が本尊として安置されていた可能性を示唆している。…

【石上宅嗣】より

…その詩は《経国集》に収められている。彼の信条は儒教,仏教の調和にあり,仏教にも帰依して自宅を阿閦寺(あしゆくじ)という寺にしている。この寺の南東に建てられた芸亭(うんてい)は,儒教の典籍を収蔵し,好学の徒に開放したもので,日本最初の公開図書館として名高い。…

【芸亭】より

…芸亭院ともいう。《続日本紀》天応1年(781)6月条の宅嗣の伝などによれば,彼は自宅を改造して阿閦寺(あしゆくじ)を建立し,寺の南東隅に外典(げてん)の書庫を中心とする一区域を設けて芸亭と名付け,好学者に自由に閲覧させたという。阿閦寺は,平城京の左京2条,奈良市法華寺の南東にあったらしい。…

【図書館】より

…このような気運のもとで,多くの図書を集め多くの人の閲覧に供するという狭義での図書館も誕生することになった。聖徳太子の夢殿,大宝令の規定に見える中務(なかつかさ)省の図書(ずしよ)寮,東大寺など大寺に付設された経蔵,さらには吉備真備(きびのまきび)や玄昉(げんぼう)など知識人の私的な文庫も広義の図書館と考えることができるが,一般には石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ)が奈良の地において,私邸に阿閦(あしゆく)寺を建立し,その境内に芸亭(うんてい)と称する書斎を設け公開したものが日本における公開図書館の発祥とされる(8世紀後半)。また,菅原道真はその書斎文庫の紅梅殿(こうばいどの)を他人にも公開したといわれる。…

※「阿閦寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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