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限定核戦争 げんていかくせんそうlimited nuclear war

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

限定核戦争
げんていかくせんそう
limited nuclear war

核抑止が崩れても,全面戦争に至ることなく被害を限定できるとする仮定上の戦争。 1980年代に入り,アメリカのレーガン政権が核戦争における勝利の必要を唱えるようになって,限定核戦争論をめぐる議論が起こった。その背景には,技術革新によって戦略核兵器の命中精度が向上し,核使用を限定できるとの認識が生まれたことや,旧ソ連が相互核抑止の中でもアフガニスタン侵攻をはじめとする巧妙な侵略政策を行なっている以上,核使用を含めた柔軟な対応をすべきだという軍事的要請があったとされる。限定核戦争論は抑止効果を弱め,相手の核攻撃を誘発する可能性を高めることを意味するために,その攻撃を無力化するための SDIを計画させるきっかけとなった。

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