(読み)スウ

デジタル大辞泉 「陬」の意味・読み・例文・類語

すう【陬】[漢字項目]

[音]スウ(慣)
片すみ。片いなか。「陬遠西陬僻陬へきすう辺陬

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「陬」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] スウ・ソウ
[字訓] すみ・むらざと

[説文解字]

[字形] 形声
声符は取(しゆ)。〔説文〕十四下に「阪の隅なり」という。(ふ)は神梯の象。陬とはその神域をいう。のち僻陬、また陬落の意に用いる。陬落はまた聚落という。

[訓義]
1. すみ、くま、ふもと、神域の一部をいう。
2. むら、さと、すみか。

[古辞書の訓]
名義抄〕陬 スミカ・マガキ・スム・スミヤカニ・スミ

[語系]
陬tzio、聚dzioは声近く、聚落を陬落ともいうように、通用することがある。

[熟語]
陬遠陬隅陬月陬見陬僻・陬落陬陵
[下接語]
遠陬・遐陬・海陬・巌陬・区陬・江陬・荒陬山陬・蛮陬・卑陬・僻陬・辺陬・孟陬・林陬

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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