陰映(読み)いんえい

精選版 日本国語大辞典 「陰映」の意味・読み・例文・類語

いん‐えい【陰映・隠映】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ )
  2. 互いに美しく映えること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「御春堂春堂灼々燈。蘭膏更加夜過半。隠映双花連影登」(出典経国集(827)一一・奉和太上天皇春堂五詠〈坂田永河〉)
    2. [その他の文献]〔孫綽‐遊天台山賦〕
  3. 曇ったり、晴れたりすること。見え隠れすること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「隠映たる朝霧の断ゆる時、南流に鴎浴す〈源為憲〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)下)
    2. [その他の文献]〔劉孝威‐登覆舟山望湖北詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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