陶窯(読み)トウヨウ

デジタル大辞泉 「陶窯」の意味・読み・例文・類語

とう‐よう〔タウエウ〕【陶窯】

陶磁器を焼くかま

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精選版 日本国語大辞典 「陶窯」の意味・読み・例文・類語

とう‐ようタウエウ【陶窯・陶窰】

  1. 〘 名詞 〙 陶器を焼くかま。やきものがま。
    1. [初出の実例]「陶窯は、円塔状に築き起す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)

すえ‐がますゑ‥【陶窯】

  1. 〘 名詞 〙 陶器を焼いてつくるためのかま。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕

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世界大百科事典(旧版)内の陶窯の言及

【窯】より

…さらに近代になって,大量生産が求められたため,連続窯,マッフル窯,トンネル窯など複雑な窯が考案された。【吉田 恵二】
【陶窯】
 炭焼窯(〈〉の項参照),石灰窯,ガラス窯,陶窯など,さまざまの窯のなかでも変化に富み種類が多いのは,土器や陶磁器を焼く陶窯である。世界のいたるところに分布し,またその遺跡(窯址,窯跡)は多くの場合放置されて土中に原形をとどめるため,考古学等の研究対象として近年とくに注目されている。…

※「陶窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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