陶邑古窯跡群(読み)すえむらこようせきぐん

日本歴史地名大系 「陶邑古窯跡群」の解説

陶邑古窯跡群
すえむらこようせきぐん

泉北丘陵の北部、東西一五キロ、南北九キロにわたって分布する古窯跡群。堺市南部を中心に和泉市・岸和田市・南河内郡狭山さやま町に及ぶ。当古窯跡群とほぼ同じ範囲をさして阪南はんなん窯跡群・泉北窯跡群などとの呼称もある。昭和三六年(一九六一)以降、分布調査・発掘調査が行われた。その結果窯跡は丘陵斜面を利用して築造されており、総数は五〇〇基を超えた。これら窯跡の分布地を谷によって区分、東から陶器山とうきやま高蔵寺たかくらじ富蔵とみくらとが光明池こうみよういけ大野池おおのいけ谷山池たにやまいけの七地区に分けられ窯跡群名とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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