陸に居る(読み)ロクニイル

デジタル大辞泉 「陸に居る」の意味・読み・例文・類語

ろくに◦

あぐらをかく。安座する。らくに居る。
「とてもの事にゆるさせられい。―◦居ませう」〈虎寛狂・布施無経

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陸に居る」の意味・読み・例文・類語

ろく【陸】 に=居(い)る[=すわる]

身心が安楽にある。くつろいで楽な姿勢ですわる。あぐらをかく。
※虎寛本狂言・布施無経(室町末‐近世初)「迚の事に、ゆるさせられい。ろくに居ませう」
② きちんとすわる。正座する。
咄本・新板一口ばなし(1839)一九「産(さん)したらろくに居(スワ)ってゐんならんので、九になる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android