陸宣公奏議(読み)りくせんこうそうぎ(英語表記)Lu-xuan-gong zou-yi; Lu-hsüan-kung tsou-i

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陸宣公奏議」の意味・わかりやすい解説

陸宣公奏議
りくせんこうそうぎ
Lu-xuan-gong zou-yi; Lu-hsüan-kung tsou-i

中国,唐の陸贄 (りくし) の撰した文集。奏草7巻 24編,中書奏議7巻 32編から成る。成立年未詳。唐代中期の社会,経済研究に必読の書で,租・庸・調制を賛美し,両税法に反対する彼の意見は注目すべきものがある。上記の奏草,中書奏議に制誥 10巻を加えて,『陸宣公全集』『陸宣公翰苑集』ともいう。なお原本はさらに別集 15巻があったが,早く散逸し伝わっていない。

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