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陽極効果 ようきょくこうかanode effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

陽極効果
ようきょくこうか
anode effect

フッ化物系の溶融塩電解で炭素陽極に生じる異常現象で,電流が急に減少し電圧が異常に上昇する。火花を発生し電解電流に代りアーク電流が流れるので,電解は行われずむだなエネルギーの消費となる。アルミニウム電解やフッ素電解で生じやすい。アルミニウムの電解ではアルミナ補給のサインとして利用されている。これは炭素極表面に表面エネルギーが極端に低い薄い被膜を生じ,極が電解浴と直接接触しなくなるからである。コロイドの存在が陽極効果抑制に効果があるが,その機構は明らかでない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の陽極効果の言及

【溶融塩電解】より

…また陽極での電圧降下が著しく大きくなり,槽電圧が高くなる現象がある。これを陽極効果という。これは陽極が絶縁性のガス膜でおおわれるために起こる現象で,アルミニウムの電解製造の場合には,浴中のAl2O3濃度が低下したときに起こるので,Al2O3が補給される。…

※「陽極効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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