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溶融塩電解 ようゆうえんでんかいelectrolysis of molten salt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

溶融塩電解
ようゆうえんでんかい
electrolysis of molten salt

高温で溶融状態の金属塩を電解浴とし,これに目的金属の化合物を溶かし込んで,電気分解により金属を陰極に析出させる方法。アルミニウム製錬のホール=エルー法三層電解法が最も代表的な例。チタン,ジルコニウムは普通は塩化物の還元によるクロル法で製造されるが,フッ化カリウム塩を溶融塩電解する方法もある。マグネシウムも塩化物の溶融塩電解でつくられる。浴用塩としては氷晶石を主剤とする混合塩が最も一般的で,天然産だけでは不足なので人造されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ようゆうえんでんかい【溶融塩電解 molten salt electrolysis】

溶融塩を電解質として行う電気分解。水溶液電解の場合には,水を溶媒に用いるため,水素イオンや水酸化物イオンの放電によって,陽極では酸素発生,陰極では水素発生の可能性が存在する。したがって酸素発生より貴な電位を必要とする物質や,水素発生より卑な電位を必要とする物質を製造することはできない。これに対し,溶融塩電解では水が存在しないから,酸素発生よりも著しく貴な電位を与えなければならないフッ素,水素発生よりも著しく卑な電位を与えなければならないアルカリ金属,アルカリ土類金属,希土類金属,アルミニウムなどの製造が可能となる。

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