隅取り(読み)すみとり

精選版 日本国語大辞典 「隅取り」の意味・読み・例文・類語

すみ‐とり【隅取・角取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 方形四隅の角を切り落とすこと。また、その形や、その形をしたもの。隅取形(すみとりがた)
  3. すみとりおしき(隅取折敷)」の略。
    1. [初出の実例]「すみとり、すみあるしきろう一つ」(出典:御湯殿上日記‐天正一四年(1586)一一月八日)
  4. 末席に座をしめること。部屋の隅の座をとることによる。
    1. [初出の実例]「おいらは臣下の隅とり、ではない、物取り公家ぢゃ」(出典:歌舞伎・入間詞大名賢儀(1792)四)
  5. 差几帳(さしぎちょう)を捧持する蔵人の役名。
    1. [初出の実例]「几帳角取人々事四人許也」(出典:後二条師通記‐寛治四年(1090)一一月一七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む