隆崇院(読み)りゆうそういん

日本歴史地名大系 「隆崇院」の解説

隆崇院
りゆうそういん

[現在地名]岩村町 大通寺

明知鉄道岩村駅の南西大通寺だいつうじにある。晴雲山と号し浄土宗。本尊阿弥陀如来。江戸時代には武家町馬場通の西側にあり、寛永一六年(一六三九)藩主松平家乗が開基し、開山は転入である。山号院号は寛永九年に没した家乗の娘の法名隆崇院殿晴雲貞受大姉よりとったという。規模について元禄一六年(一七〇三)の岩村明細帳(岩村町役場蔵)によると、仏殿五間・九間、庫裏四間・九間、撞鐘堂九尺四面とある。のち拡張され、安政七年(一八六〇)頃には惣門があり、両側には高塀二四間が続いていた(岩村町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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