化学辞典 第2版 「隔離てんびん」の解説
隔離てんびん
カクリテンビン
remote controlled balance
放射性物質を含む試料をひょう量する際,放射線被ばくを避けるために,てんびん(多くの場合,直示てんびん)を鉛セルなどのなかに設置し,モーター駆動方式により鉛の壁を隔てて操作できるようにつくられたてんびん.目盛の読みとりには,ペリスコープなど光学機器を使うか,てんびん内部機構の変位を電気的な量(電圧,周波数など)に変換して,セルの外側でデジタル表示する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報