障用事(読み)さわりようじ

精選版 日本国語大辞典 「障用事」の意味・読み・例文・類語

さわり‐ようじさはり‥【障用事】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、江戸深川の花街で、芸娼妓などが月経痛のはなはだしいときに用事と称して休むこと。生理期間中の休業。転じて、月経のこと。
    1. [初出の実例]「うさアねへ。ほんに、おいらアもうあしたア、さはり用事をつけて引こもう。これじゃアでられねへ」(出典:洒落本・仕懸文庫(1791)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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