花街(読み)カガイ

デジタル大辞泉 「花街」の意味・読み・例文・類語

か‐がい〔クワ‐〕【花街】

遊女屋芸者屋などの集まっている地域遊郭。いろまち。花柳街。はなまち。
[類語]色里色町花街はなまち

はな‐まち【花街/花町】

芸者屋・遊女屋などの集まっている町。色里。色町。かがい。
[類語]色里色町花街かがい

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精選版 日本国語大辞典 「花街」の意味・読み・例文・類語

か‐がいクヮ‥【花街】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かかい」とも ) 遊女屋、芸者屋などの集まっている所。花柳街。遊里。色里。かけい。
    1. [初出の実例]「花街雁 玉づさをかけてくるわにかりがねもおつるや多き人あしの中」(出典:狂歌・徳和歌後万載集(1785)三)
    2. 「柳橋に一日(ひとひ)をくらし、花街(クヮガイ)一夜(ひとよ)を語りあかせし、よしなしごとさへ」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉七)
    3. 「Kwakai クヮカイ 花街」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
    4. [その他の文献]〔呂岩‐敲爻歌〕

はな‐まち【花街・花町】

  1. 〘 名詞 〙 芸者屋、遊女屋などの集まっている町。いろまち。かがい。
    1. [初出の実例]「入江町に隣る花町(ハナマチ)は昔外神田二丁目即ち東本願寺が筋違橋(旧万世橋の北)にあった頃の門前町として」(出典:江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉八)

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