隣接基関与(読み)リンセツキカンヨ

化学辞典 第2版 「隣接基関与」の解説

隣接基関与
リンセツキカンヨ
neighboring-group participation

隣接基効果,隣接基関与効果ともいう.分子内のある部分が反応中心に対して相互作用すること.通常は,カルボカチオンの生成やカルボカチオン中間体において観測され,ヘテロ原子上の非共有電子対やπ電子が,空間的に反応中心に接近して相互作用する結果,反応が加速される.隣接基関与による反応の加速は,アンキメリック・アシスタンス(anchimeric assistance)ともよばれる.SN1型反応にもかかわらず立体保持の生成物を生成したり,また,転位生成物を与えたりすることが多い.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む