隼社(読み)はやぶさのやしろ

日本歴史地名大系 「隼社」の解説

隼社
はやぶさのやしろ

「三代実録」貞観二年(八六〇)六月一五日条に「授後院無位隼神従五位下」とある。さらに同七年六月四日には従五位上に、同一〇年一一月一七日従四位下、同一六年八月四日従四位上を受ける(同書)。「延喜式」神名帳には「京中坐神三座」の一として「左京四条坐神一座月次新嘗ハヤフサノ神社」と記される。貞観年間に四条に所在した後院は朱雀院であるから、その院内に祀られた神社と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android