雁礫(読み)がんつぶて

精選版 日本国語大辞典 「雁礫」の意味・読み・例文・類語

がん‐つぶて【雁礫】

[1] 〘名〙 (「つぶて」は、小石の意) 礫を投げつけて、雁を殺して捕えること。また、その礫。
[2] 狂言。各流。大名が雁を射ようとしていると、男が通りかかって礫を打って殺してしまう。二人でこれは自分のものだと争っていると、目代が出て仲裁にたち、大名にもう一度死んだ雁を射させる。大名は失敗し、雁は男のものとなる。雁争い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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