雁鼻の沓(読み)カリハナノクツ

デジタル大辞泉 「雁鼻の沓」の意味・読み・例文・類語

かりはな‐の‐くつ【×雁鼻の×沓】

先端を高く反らせた形に作った黒漆塗りの浅沓あさぐつかりはな。

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精選版 日本国語大辞典 「雁鼻の沓」の意味・読み・例文・類語

かりはな【雁鼻】 の 沓(くつ)

  1. ( 形が雁の鼻から嘴(くちばし)の先にかけてのかっこうに似ているところから ) 祭祀法会の際に用いる履物一種爪先の鼻を高くそらせた黒漆塗りの浅沓(あさぐつ)。がんびぐつ。かりはな。
    1. [初出の実例]「十一月新嘗料、別鞋一両送縫殿寮、不祭所之時、以雁鼻沓」(出典延喜式(927)一五)

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