雇用創出効果(読み)こようそうしゅつこうか(英語表記)job creating effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雇用創出効果」の意味・わかりやすい解説

雇用創出効果
こようそうしゅつこうか
job creating effect

主に海外直接投資による進出先での雇用機会の増大効果を指して使われる。輸出現地での競合企業の雇用機会を減少させ貿易摩擦原因となるのに対して,直接投資の場合は現地での雇用創出効果があるため,むしろ歓迎される場合が多い。ただし,不動産投資,現地企業の買収といった形態での直接投資には,雇用創出効果は期待できない。製造業が新規に工場を建設するようなタイプの投資 (グリーン・フィールドインベストメント) が最も雇用創出効果が大きいといえる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android