雇用需要(読み)こようじゅよう(その他表記)employment demand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雇用需要」の意味・わかりやすい解説

雇用需要
こようじゅよう
employment demand

企業の雇用労働力に対する需要のこと。一般に労働力に対する需要は,生産活動における派生需要,つまりそれ自体が有用だからでなく,有用な財の生産活動を行なう上で必要とされる需要と考えられている。理論的には,生産関数と生産物価格,賃金水準が与えられたときに,利潤極大条件から最適雇用量が決定され,経済全体の雇用需要量も,個別企業の需要量の総和として決定される。また,財市場,労働市場とも供給超過で非自発的失業の存在するケインズ的経済の下では,雇用需要量が実現される雇用水準を決定する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む