雉兎(読み)チト

精選版 日本国語大辞典 「雉兎」の意味・読み・例文・類語

ち‐と【雉兎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キジとウサギ。
    1. [初出の実例]「殿舎傾危し、楼閣荒廃して、牛馬のまき、雉兎のふしどと成りたりしを」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    2. [その他の文献]〔司馬相如‐上林賦〕
  3. キジやウサギなどを捕える人。猟師。ちとのもの。〔譬喩尽(1786)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android