雍容(読み)ようよう

精選版 日本国語大辞典 「雍容」の意味・読み・例文・類語

よう‐よう【雍容】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ゆったりと落ち着いていること。静かにやわらいでいること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「雍容間雅、甚善風儀」(出典懐風藻(751)石上乙麻呂伝)
    2. 「沈詩は専ら法度雍容を以て勝れり」(出典:淡窓詩話(19C中)下)
    3. [その他の文献]〔史記‐司馬相如伝〕

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普及版 字通 「雍容」の読み・字形・画数・意味

【雍容】ようよう

温雅なさま。〔史記、司馬相如伝〕相如、臨(りんきよう)に之(ゆ)く。車騎を從へ、雍容、甚だ(みやび)やかなり。卓氏に飮するにんで、琴を弄す。君、竊(ひそ)かにより之れを窺ひ、心びて之れを好むも、らくは當ることを得ざらんと。

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