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みやび

百科事典マイペディアの解説

みやび

宮廷風,都会風であること,風流,風,優美であること。〈(ひな)び〉(田舎風)に対して〈宮び〉は洗練されたさまを表す。宮廷社交において,人情をとうとび,粗野になることを排しつつ情趣豊かにそれを表現する行動様式が発達した。《万葉集》126番〈風流士〉(みやびを),《伊勢物語初段〈いちはやきみやび〉などのように,特に男女の恋愛において発揮されることが期待された。

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世界大百科事典 第2版の解説

みやび

〈雅び〉とあてられ,〈ひなび(鄙び)〉に対する語で,広く都(みやこ)風宮廷風の事柄・事物についていう。漢文訓読史では〈風流〉〈閑雅〉などの漢語に〈みやびかなり〉の訓が付けられた。はやく《万葉集》に〈梅の花夢に語らくみやびたる花とあれ思ふ酒に浮かべこそ〉(巻五)があり,また〈遊士とわれは聞けるを屋戸貸さずわれを還せりおその風流士〉(巻一)の〈遊士〉〈風流士〉も〈みやびを〉とよむべきものと推定される。これらはともに奈良の都の文化の生み出したものである。

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世界大百科事典内のみやびの言及

【風流】より

…華やかな趣向のある意匠をいう。〈風流(ふうりゆう)〉は,《万葉集》では〈みやび〉と訓じ,〈情け〉〈好き心〉などの意も含んでいたが,平安末期から中世にはもっぱら〈ふりゅう〉と読まれ,祭りの山車(だし)や物見車に施された華美な装飾,その警固者の奇抜な衣装,宴席に飾られた洲浜台(すはまだい)の趣向などを総称するようになった。これら貴族社会の風流は,しばしば朝廷から禁令が出るほどに華美なものであったが,南北朝期に入ると力をつけてきた町衆や地方の有力農民層にも浸透し,とくに彼らが担い手となった祭礼の芸能の中で大きく花開いた。…

※「みやび」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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