精選版 日本国語大辞典 「雑返」の意味・読み・例文・類語
まぜ‐かえ・す ‥かへす【雑返】
〘他サ五(四)〙
① いくどもかきまぜる。ごちゃまぜにする。まぜっかえす。まぜくり返す。
※学談雑録(1716頃)「異端、気ばかり云てつかゆる所あるゆへに、色々とまぜかへして、空と云字で蓋たものなり」
② 混乱させる。大騒ぎをさせる。まぜっかえす。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)五「上を下へまぜかへし」
まぜ‐かえし ‥かへし【雑返】
〘名〙 人の話に揶揄(やゆ)などの差出口をして混乱させること。また、そのような差出口。まぜっかえし。
まぜっ‐かえし ‥かへし【雑返】
〘名〙 「まぜかえし(雑返)」の変化した語。
※歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)四幕「飛んだ交返(マゼッケエ)しで暇がいった」
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