雑返(読み)まぜかえし

精選版 日本国語大辞典 「雑返」の意味・読み・例文・類語

まぜ‐かえし‥かへし【雑返】

  1. 〘 名詞 〙 人の話に揶揄(やゆ)などの差出口をして混乱させること。また、そのような差出口。まぜっかえし。
    1. [初出の実例]「当人は色男然とするが、『山男…』と云って混合(マゼ)かへしを入れたりするのが」(出典落語・たがや(1897)〈四代目橘家円蔵〉)

まぜっ‐かえし‥かへし【雑返】

  1. 〘 名詞 〙 「まぜかえし(雑返)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「飛んだ交返(マゼッケエ)しで暇がいった」(出典:歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)四幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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