差出口(読み)さしいでぐち

精選版 日本国語大辞典 「差出口」の意味・読み・例文・類語

さしいで‐ぐち【差出口】

〘名〙 分を越えて出しゃばった口をきくこと。さし出て言うことば。さしでぐち。
浮世草子・男色十寸鏡(1687)下「若衆のさしいでぐち、咄のしり馬に乗たる、見苦し」

さしで‐ぐち【差出口】

〘名〙 よけいな口出し。でしゃばって言うことば。さしいで口。
仮名草子長者教(1627)「すいにして、ものしりかほの、さしてくち、ついしゃう有て、ちまんする人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「差出口」の意味・読み・例文・類語

さしで‐ぐち【差(し)出口】

でしゃばってよけいな口出しをすること。また、その言葉。「差し出口をたたく」
[類語]口を出す口を挟む嘴を容れる話の腰を折る口出し容喙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android