雖も(読み)イエドモ

デジタル大辞泉 「雖も」の意味・読み・例文・類語

いえ‐ども〔いへ‐〕【×雖も】

[連語]《動詞「い(言)う」の已然形+接続助詞「ども」》格助詞「と」の下に付いて、逆接の確定条件または仮定条件を表す。…だけれど。たとい…でも。「老いたりと―戦列に加わる」「雨天雖も決行する」
[補説]漢文訓読で「雖」の訓として用いられるようになった語。古くは確定条件を表す場合に用いられたが、近世以降、仮定条件を表す場合にも用いられるようになった。現代語では、やや硬い感じの言い方として文章語に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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