難屋(読み)むずかしや

精選版 日本国語大辞典 「難屋」の意味・読み・例文・類語

むずかし‐やむづかし‥【難屋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「むつかしや」とも )
  2. 気むずかしい人。あれこれと苦情をいう人。理屈の多い人。
    1. [初出の実例]「むづかしやじゃぞ、まちがいのないやうに、がてんかがてんか」(出典:黄表紙・運附太郎左衛門(1772))
  3. 幼児が不機嫌でむずかること。
    1. [初出の実例]「家のやんちゃが六つかしやを言ふに」(出典:われから(1896)〈樋口一葉〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む