雨の魚(読み)あめのうお

精選版 日本国語大辞典 「雨の魚」の意味・読み・例文・類語

あめ‐の‐うお‥うを【&JISFC6F;魚・江鮭・雨魚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サケ科の淡水魚。ビワマスの別称で、とくに産卵期に第二次性徴を現わしたものの呼称全長約五〇センチメートルに達する。琵琶湖およびその流入河川の特産であるが、近年では各地に移殖されている。背は蒼黒色で小さな黒斑が散在し、腹は銀白色。一一月頃河川に遡上し、産卵する。あめます。あめうお。あめのいお。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「諸国例貢御贄〈略〉近江〈郁子、氷魚、鮒、鱒、阿米魚(アメのうを)〉」(出典:延喜式(927)三一)
  3. 魚「きす(鱚)」の異名。〔物類称呼(1775)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android