雪と墨(読み)ゆきとすみ

精選版 日本国語大辞典 「雪と墨」の意味・読み・例文・類語

ゆき【雪】 と 墨(すみ)

物事の正反対であること、また、二つの物事の相違がはなはだしいことをたとえていう。ゆきすみ。
※俳諧・毛吹草(1638)六「かきくれてふりくる空や雪と墨(スミ)正式〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「雪と墨」の意味・読み・例文・類語

ゆきすみ

物事の正反対であること。また、違いのはなはだしいことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「雪と墨」の解説

雪と墨

物事がまったく正反対であること。また、二つの物事の相違がはなはだしいことのたとえ。

[使用例] えええ、あのお嬢さんあなたにとっておしゅうすじに当たる方、それにお生まれがお生まれですから女芸万般ねえ、何ひとつおできにならないということはなし、そりゃああたしとは雪と墨、月とすっぽんほども違いましょうともさ[林不忘丹下左膳|1927~28]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android