精選版 日本国語大辞典 「雪代水」の意味・読み・例文・類語 ゆきしろ‐みず‥みづ【雪代水】 〘 名詞 〙 雪がとけてできた水。雪汁。雪代。《 季語・春 》[初出の実例]「下を見れば三大歴々とある紅蓮(ぐれん)の淵、水上は遠し、ゆきしろ水に増りて」(出典:義経記(室町中か)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
とっさの日本語便利帳 「雪代水」の解説 雪代水 単に雪代といってもよい。雪汁の転で、雪解け水のこと。富士山から流れ出した水は、主に富士川、精進川、笛吹川、音無川などに流れ込むが、それを雪解け川という。 日光の休まず照らす雪解川\飯田龍太 春の日に照らされて軒から落ちるのを雪解けしずくといい、煙ったり、きらびやかな光景を現出する。 雪国の雪解点滴深く穿つ\森澄雄 雪代、雪代水は川、海、湖などへどっと流れ出し野原へ溢れることがある。これによって海が濁ることを雪にごりという。気温と風の関係で、雪解けが煙り靄(もや)を発生させることもある。 オホツクのかかるやさしき雪解靄\伊藤彩雪 出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報 Sponserd by