雪代水(読み)ゆきしろみず

精選版 日本国語大辞典 「雪代水」の意味・読み・例文・類語

ゆきしろ‐みず‥みづ【雪代水】

  1. 〘 名詞 〙 雪がとけてできた水。雪汁雪代。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「下を見れば三大歴々とある紅蓮(ぐれん)の淵、水上は遠し、ゆきしろ水に増りて」(出典義経記(室町中か)五)

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とっさの日本語便利帳 「雪代水」の解説

雪代水

単に雪代といってもよい。雪汁の転で、雪解け水のこと。富士山から流れ出した水は、主に富士川精進川笛吹川音無川などに流れ込むが、それを雪解け川という。
日光の休まず照らす雪解川\飯田龍太
春の日に照らされて軒から落ちるのを雪解けしずくといい、煙ったり、きらびやかな光景を現出する。
雪国の雪解点滴深く穿つ\森澄雄
雪代、雪代水は川、海、湖などへどっと流れ出し野原へ溢れることがある。これによって海が濁ることを雪にごりという。気温と風の関係で、雪解けが煙り靄(もや)を発生させることもある。
オホツクのかかるやさしき雪解靄\伊藤彩雪

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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