山川 日本史小辞典 改訂新版 「雪松図屏風」の解説
雪松図屏風
ゆきまつずびょうぶ
円山応挙が描いた紙本淡彩の写生画。六曲一双。18世紀後半の制作。清々しい雪晴れの松樹を,金泥引きや金砂子などの技法を駆使して表現したもので,応挙が考案した写実画新様式による立体性が顕著に示されている。三井総領家伝来の作品。両隻とも縦155.5cm,横362.0cm。国宝。三井文庫蔵。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報