雪腐黒色小粒菌核病

飼料作物病害図鑑 「雪腐黒色小粒菌核病」の解説

雪腐黒色小粒菌核病(ライグラス)

積雪下で株枯れを引き起こし、主に北海道で発生する重要病害。病徴は融雪直後から現れ、茎葉は水浸状になり、ゆでたように軟化して、乾くと灰褐色に変色する。この上には暗褐色〜黒色、球形〜不整形、直径0.5-1mm程度の菌核多数形成する。病原菌は形態的に異なる3つの生物型に分類され、生物型Aは多雪地帯に、生物型Bは寡雪地帯に、生物型Cはいずれにも分布する。これらの菌群は分布だけでなく、寄生性及び稔性などでも異なる。

雪腐黒色小粒菌核病(フェスク)

積雪下で株枯れを引き起こし、主に北海道で発生する重要病害。病徴は融雪直後から現れ、茎葉は水浸状になり、ゆでたように軟化して、乾くと灰褐色に変色する。この上には暗褐色〜黒色、球形〜不整形、直径0.5-1mm程度の菌核を多数形成する。病原菌は形態的に異なる3つの生物型に分類され、生物型Aは多雪地帯に、生物型Bは寡雪地帯に、生物型Cはいずれにも分布する。これらの菌群は分布だけでなく、寄生性及び稔性などでも異なる。

雪腐黒色小粒菌核病(チモシー)

株枯れを引き起こし、主に北海道で発生する重要病害。病徴は融雪直後から現れ、茎葉は水浸状になり、ゆでたように軟化して、乾くと灰褐色に変色する。この 上には暗褐色〜黒色、球形〜不整形、直径0.5-1mm程度の菌核を多数形成する。病原菌は形態的に異なる3つの生物型に分類され、生物型Aは多雪地帯 に、生物型Bは寡雪地帯に、生物型Cはいずれにも分布する。これらの菌群は分布だけでなく、寄生性及び稔性などでも異なる。

雪腐黒色小粒菌核病(オーチャードグラス)

株枯れを引き起こし、主に北海道で発生する重要病害。病徴は融雪直後から現れ、茎葉は水浸状になり、ゆでたように軟化して、乾くと灰褐色に変色する。この上には暗褐色〜黒色、球形〜不整形、直径0.5-1mm程度の菌核を多数形成する。病原菌は形態的に異なる3つの生物型に分類され、生物型Aは多雪地帯に、生物型Bは寡雪地帯に、生物型Cはいずれにも分布する。これらの菌群は分布だけでなく、寄生性及び稔性などでも異なる。

雪腐黒色小粒菌核病(アルファルファ)

株枯れを引き起こし、主に北海道で発生する重要病害。病徴は融雪直後から現れ、茎葉は水浸状になり、ゆでたように軟化して、乾くと灰褐色に変色する。この 上には暗褐色〜黒色、球形〜不整形、直径0.5-1mm程度の菌核を多数形成する。マメ科牧草には生物型Aが寄生するとされている。

雪腐黒色小粒菌核病(アカクローバ)

株枯れを引き起こし、主に北海道で発生する重要病害。病徴は融雪直後から現れ、茎葉は水浸状になり、ゆでたように軟化して、乾くと灰褐色に変色する。この 上には暗褐色〜黒色、球形〜不整形、直径0.5-1mm程度の菌核を多数形成する。マメ科牧草には生物型Aが寄生するとされている。

雪腐黒色小粒菌核病(ベントグラス)

株枯れを引き起こし、主に北海道で発生する糸状菌病。病徴は融雪直後から大型パッチとして現れ、茎葉は水浸状になり、ゆでたように軟化して、乾くと灰褐色に変色する。この上には暗褐色〜黒色、球形〜不整形、直径0.5-1mm程度の菌核を多数形成する。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

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