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菌核 きんかく sclerotium

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菌核
きんかく
sclerotium

菌類の菌糸が分化して,外界のきびしい条件に耐えられる硬い組織となったもの。麦角はその例である。菌核から子実体が生じてくることも多い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

きん‐かく【菌核】

植物組織内や土壌中に菌糸が集まってできる硬い塊。松の根に生じるブクリョウなど。

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監修:松村明
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栄養・生化学辞典の解説

菌核

 菌糸が密に形成された状態のもの.

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大辞林 第三版の解説

きんかく【菌核】

宿主の組織内、土壌中などにある種の菌類の菌糸が密に集まって作る硬いかたまり。耐久性があり、ときに子実体を出す。麦角菌の菌核である麦角など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

菌核
きんかく

菌類の栄養体が形成する硬い塊状の休眠体。変形菌類の栄養体(変形体)は低温、乾燥など、環境が成長に不適当になると、原形質流動をやめて丸まり、その周囲を包む膜が角質状になる。この黄色ないし褐色の小さい菌核は、地中や倒木の下などで越冬する。環境がよくなると、外壁は解消または外壁を残して内容がはい出て変形体になる。
 担子菌類・子嚢(しのう)菌類の栄養体(菌糸体)は塊状の硬い菌糸組織を形成して休眠する場合がある。この菌核は白または褐色で、径は数ミリメートルから大きいものでは30センチメートルに達する(土壌や宿主の組織の一部を含んでいる場合は、菌核と区別して偽(ぎ)菌核ということもある)。菌核は、のちにしばしば子実体を生ずる。接合菌類にも小さい菌核をつくるものがあるが、これからは菌糸体を生ずる。放線菌類では、まれにバラ色やオリーブ色の微小な菌核がみられる。[寺川博典]

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